深煎りわさび

限界大学院生

18きっぷで巡る東北の温泉街ひとり旅(飯坂温泉、乳頭温泉)

温泉とラーメン二郎が大好きな大学生による2泊3日の男ひとり旅行記です。主に18きっぷを使って東京から福島、飯坂温泉、仙台、乳頭温泉、秋田、新潟、東京へと帰ってきました。18きっぷ旅と言いながらかなりワープしています。

Day 0

明日から3日間で18きっぷを使って温泉にでも行きたいなーと思い、温泉街がいっぱいありそうな東北に行くことにしました。

 

以前から乳頭温泉が気になっていたので行くことにします。また、ググると福島駅の近くに温泉街を発見したので、そこにも寄ることに。1日目で仙台泊、2日目で秋田泊とすれば良さそうだと思い、さっそく予約。仙台泊としたのは仙台の二郎に行くためです。時間があれば秋保温泉鳴子温泉にも足を伸ばしたい〜

 

Day 1 (飯坂温泉)

初日は飯坂温泉に行き、仙台で泊まりました。秋保温泉なら行けるかと思いましたが、飯坂温泉がかなり楽しかったので、無理して行くのはやめました。

 

飯坂温泉

飯坂温泉は温泉旅館だけでなく、街中に共同浴場が幾つもあるような温泉街です。共同浴場では石鹸等は基本的にないため持参する必要がありますね。以下初日の行動記録です。

7:04 東京発
10:45 新白河着(散策)
11:57 新白河
13:27 福島着(散策)
14:13 飯坂温泉
17:10 飯坂温泉
19:07 仙台着

 

ゆらゆら電車に揺られ、14時過ぎに飯坂温泉に到着。道中調べていると、駅に無料レンタサイクルがあることが分かりました。使わない手はないですね。

飯坂温泉の9つの共同浴場

 

波来湯

駅員さんのおすすめが波来湯だったのでまずはそこに行きます。写真撮り忘れましたが湯温がちょうど良いだけでなく洗い場もしっかりしてて入りやすかったです。

 

切湯

観光案内所でゲットした温泉マップを眺めていると、切湯というグッとくる名前の浴場があったので次にそこに行くことに。ここが大正解で、雰囲気抜群です。温泉は死ぬほど熱かったですが、加水してなんとか入浴。

 

切湯は熱さ番付で東の横綱
階段を下った先に温泉の入口が出現!
天王寺穴原湯

まだ時間があるので、次は駅から1番遠い所に行きたいと思い、天王寺穴原湯に向かうことにします。チャリを漕いで温泉へ。温泉はかなり熱かったですが、居合わせた地元のおじさんから一回はちゃんと浸かったほうが良いと言われたので、何とか肩まで浸かって1分間耐えました。あったまって気持ちええ!!!

天王寺穴原原湯(道中小雨が降ってて辛かった...)

 

中心街に戻り、鯖湖湯に行こうと思いましたが時間的に諦め。隣の「湯らっとさばこちゃん」でソフトクリームを食べてから飯坂温泉を後にします。共同浴場は入湯料が200~300円と安く、地元の方々がみんな親切で良い温泉街でした。

愛車です

 

仙台二郎

福島を後にし、仙台に着きます。二郎で給油してこの日は終了!仙台の二郎は豚骨がしっかり効いててめっちゃうまい〜〜

ラーメン小+豚1枚+キムチ+生卵

 

Day 2 (乳頭温泉)

この日は仙台を出て乳頭温泉に行き、秋田で泊まりました。

 

乳頭温泉郷

乳頭温泉郷には7つの温泉があり、それぞれ9時ごろから16時ごろまで日帰り入浴ができます(600円、妙乃湯のみ800円)。

乳頭温泉郷の7つの温泉

基本的な情報やルート策定にあたって以下を参考にしました。

日帰りOKな秋田の秘湯「乳頭温泉」全7軒の基本情報から行程まで徹底ガイド。 | FOREST PEOPLE

『「おときゅうパス」で行く 日帰り乳頭温泉 湯めぐり』田沢湖・乳頭温泉郷(秋田県)の旅行記・ブログ by jalan★jalanさん【フォートラベル】

 

できるだけたくさんの温泉に行きたいと思ったので、始発の秋田新幹線こまちで田沢湖駅までワープしました。以下が2日目の行動記録です。

6:40 仙台発(新幹線こまち)
8:31 田沢湖
9:00 田沢湖駅でレンタカーを借りる
9:35 黒湯着(入浴)
10:25 先達川の湯着
10:35 孫六温泉着(入浴)
11:20 蟹場温泉着(入浴)
12:10 妙乃湯着(入浴+昼食)
14:00 鶴の湯着(入浴)
16:00 たつこ姫像
16:55 抱返り渓谷
17:30 レンタカーを返却
18:19 田沢湖
20:12 秋田着

 

もともと羽後交通のバスで行く予定でしたが、観光案内所でレンタカーをお薦めされたのでレンタカーに切り替えます。バスで行く場合は、各温泉で巡回バスのチケットを買って温泉めぐりをすることになると思います。ただ、やはり鶴の湯は行きにくいので、私は高いお金を払ってもレンタカーを借りて良かったと感じました(ドライブ楽しいし)。

 

黒湯

ブログなどを参考に、はじめに黒湯に向かうことにします。黒湯に着くと、名前通り黒色の建物たちが出迎えてくれます。

黒湯です

温泉は混浴と男女別浴の2つがあり、受付の人によると源泉が違うそうです。どちらも内湯と露天があるので計4湯入れます。お湯は白濁してて気持ち良かったです。黒湯は秘湯感と居心地の良さのある温泉で、今回の5湯の中では鶴の湯に次いで好きな温泉でした〜

男女別湯の源泉

 

野湯(先達川の湯)

行きの新幹線の中でgoogle mapを見ていると野湯が2つあることが分かりました(先達川の湯、一本松温泉)。次の孫六温泉に向かう前に手前の野湯を見に行くことにします。地図上の位置から更に(平坦な)登山道を進み、藪の中を少し下ったところに野湯を発見!!温泉はかなりぬるかったです。

先達川の湯と思しき野湯。足元が泥だらけになりながらも何とかたどり着く。

そこから更に2,30分歩いくと一本松温泉という野湯があります。今回は有料温泉を優先してパスしましたが、行けば良かったと少し後悔...

 

孫六温泉

次に孫六温泉に向かいます。孫六温泉は黒湯からすぐなので、黒湯に車を置いて歩いて行きます。孫六温泉にも男女浴と混浴がありますが、混浴の方の露天は濾過が緩めかしていない感じで、湯の花が浮かんでいます。孫六温泉はかなり野生的な感じで他ではなかなかない体験ができました。

孫六温泉です

 

蟹場温泉

車に戻ってすぐに蟹場温泉へと向かいます。蟹場温泉には男女別浴の内湯と少し離れた所に混浴の露天があります。

蟹場温泉の蟹さん

まず露天に向かうと、かなり広くて開放的な様子でびっくりします。私が入った時は1人だったのでノビノビ入浴できました。

蟹場温泉の混浴露天

次に内湯に向かいますが、連続入浴の疲れもあって、木風呂のみとします。木風呂では温泉の有効成分をとても感じました。蟹場温泉は秘湯感がありつつも前の2つと比べて設備が充実していました。

 

妙乃湯

次は妙乃湯に向かいます。流石に疲れが溜まってしまったので、先に昼食をとることに。稲庭うどんとアイスで1800円くらいしましたが、美味しかったです。

妙乃湯で昼飯。

食後に温泉に向かいます。温泉は混浴露天と男女別湯があります。男性側の温泉だけでもたくさんあって驚きましたが、特に銀の湯の露天を独り占めできたのが最高でした。また褐色の濁り湯もあり楽しい入浴となりました。今回行った5つの温泉の中では最も文明を感じつつ、色んなお風呂が楽しめる温泉でした。移動時にいちいち服に着替える必要がないのもイイ。

妙乃湯です

 

鶴の湯

最後に鶴の湯に向かいます。道中の舗装ががたがただったり、未舗装区間もあったりして行く過程から既に楽しいです。温泉に着くと急に温もりのある建造物が現れ、秘境感がすごいです。

鶴の湯です

お風呂はまず男性用の内湯2つから入りました。温度が結構違うのがイイ!混浴露天は温度が高めで、小石でふかふかの床の底から温泉がぽこぽこ湧き出る感じがしてとても良かったです。泉質が良いのは当然ですが,秘湯感があり空間に美しさも感じられたので今回の5湯の中で1番好きな温泉でした〜

男女別湯の外観

 

田沢湖観光

鶴の湯での入浴を終えた後、まだ時間に余裕があったので田沢湖を半周し、抱返り渓谷に寄ってから田沢湖駅に戻ります。

田沢湖のたつこ姫像

抱返り渓谷は秋になると紅葉が綺麗なようですが、曇天で誰もいなかったこともあり、駐車場から有名そうな橋の写真を撮って終わり。

抱返り渓谷。渓流がコバルトブルーで綺麗らしいです。

 

田沢湖駅に到着後、電車を待つまでの間に駅近の「モロビ」というカフェでジェノベーゼとカフェラテのセットをいただきます。アットホームな雰囲気が良いカフェでした。

ジェノベーゼとカフェラテ

18:19に田沢湖駅を出発し、20:12に秋田駅に到着してこの日は終了!

 

Day 3 (帰京)

最終日は秋田から新潟経由で東京に戻りました。新潟経由にしたのはできるだけ同じ電車を使いたくなかったのと、新潟に二郎があるからです。

 

特急いなほ

ローカル線の乗り継ぎだと6:49の始発が終電となってしまうことが判明したので、秋田から新潟までは特急いなほで行きます(ワープ2回目...)。

特急いなほ

 

新潟二郎

新潟に着いてから真っ先に二郎に向かいます。新潟でモタモタして電車に乗り遅れるとまた新幹線課金になるのでビクビクしていましたが、並びがひどくなかったのでひと安心。とても清潔で美味しい二郎でした。食べ終えて駅に直行し、15:08発の電車に乗って帰京しました。

ラーメン小少なめ。豚おいしい。

 

振り返ると、2日目の仙台から盛岡までの新幹線代は初日に盛岡まで行っていれば防げた出費でした(あまり考えずに仙台のホテルを先に予約してしまっていました)。頑張ればレンタカー代と特急代も抑えられるので、ちゃんとした青春18きっぷ旅になるはずです。

 

今度は冬に雪見温泉旅やりたいなあ。